マイライフストーリー ~なぜスペインか?~

「マイライフストーリー」
〜なぜスペインか?〜
でもなぜスペインか?
そこには触れていませんでした。
自分の中では、うっすらと気づいていること、
でもぼんやりとしていたことが、コーチ仲間からのアドバイスではっきりと自覚することができました。
何かをする。
その原動力となる動機は、複数であることが多いと思います。
Aでもあり、Bでもあり、Cでもある。
僕の中で表面的に自覚していた動機Aは、
「将来的に、海外で働けそうな仕事につきたい。
そのために英語をアメリカで学んだのに、就職活動は全然ダメだった。
君くらいの英語力の人はたくさんいる、ダイレクトに言われたわけではないけれど、伝わってくる。
自分が一生懸命取り組んできたことを否定された感じがした。
だったら、もっと強い武器を持とう。
話す地域の多いこと、また以前から情熱の国と呼ばれるスペインに惹かれていたことから、本場のスペインでスペイン語を学ぶことを決めた。」
そんな感じだったと思います。
この動機は大いにあったし、親を説得する際もこの話をしました。
でも今思うと、この動機だけで、本当にあそこまで動けたのか?
この思いだけでは、スペインに行くために代償となる、資金作りのための莫大な時間とエネルギー、そしてリスクは引き受けられなかったかもしれません。
そこで、出てくるのが動機B。
その動機は、当時表面的には、あまり意識していなかったように思います。
動機B
「アメリカ留学時に出会ったスペイン人がかわいかったから、もとい、好きになったから。」
ただこれは、一方的な僕の片想いであったため、自分の中では諦めていたし、区切りもついていた。
そのはずでした。
でも本当のところは違ったのでしょう。
本当は、
彼女の育った国に住んで同じ空気を吸ってみたかった、
彼女が話す言葉を話せるようになりたかった、
そして、
スペインに行けばまた会えるのではないか、そんな密かな希望を持っていたのだと思います。
会える可能性は本当に小さかった。
でもその小さな希望は、自分にとっては十分に燃えられるほどの大きな原動力だったに違いありません。
自分はロマンスに弱い…
そこにロマンスがあれば、
就職活動を蹴っ飛ばし、
深夜バイトに明け暮れて、
国境を越えてしまう。
なぜスペインか?
そこにロマンスがあったから。
P.S.
男ってみんなそうなんじゃないのかな?
言わないだけで…
この記事へのコメントはありません。