自己否定を抜けて自信を取り戻すための実践 ☆実践2

自己否定を抜けて自信を取り戻すための実践
今日は、実践2についてご紹介します。
実践2:自分を尊重すると、相手の人のことも尊重できる。
自分を犠牲にしてまで、相手の人のことを優先する。
これって一見いいことのようにみえます。
でも、相手の人のこと”だけ”を尊重して、(優先して、)自分をないがしろにしていると、結局相手の人の信頼を失ってしまうようなことになりかねません。
がっかりさせないようにと相手の人を尊重したつもりが、余計にがっかりさせてしまうというパラドックス。
今日はそんなお話しです。
あなたは、こんなことを言ったら、相手の人はがっかりするんじゃないだろうか?と
自分の言いたいこと、自分の思っていることを相手の人に伝えられなかったことはないでしょうか?
例えば、、、
本当はその日したいことがあるのに、友達に飲み会に誘われて、がっかりさせたくないから断れなかったとか。
本当は自分はこう思っているんだけど・・・でももし言っちゃうとがっかりされてしまいそうで言えないとか。
昔の僕は、しょっちゅうありました・・・
相手を尊重するということはとても大切なことだと思います。
でも、相手の人だけを尊重し、自分を尊重しないことは、結局相手の人の信頼を失うことにもなりかねないということを経験を通して学びました。
相手の人を尊重して、自分のしたいことや自分の思っていることを相手の人に言わずに我慢するということは、自分を尊重していないことになります。
自分を尊重しないとどういったことが起こり得るでしょうか?
僕の例でお話しします。
僕は、「断る」ということがとても苦手でした。
相手の人をがっかりさせるのが嫌だったので、相手の人から何か頼まれたら、あまり気乗りしないときでも、断れずに受けてしまうということがよくありました。
でも、気乗りしないときに、お酒につきあっても、こちらのテンションがいまいち高くないから、会話が盛り上がらず、こんな微妙な空気になるのだったら、断わっておけば良かったかなと思い返してみたり、苦笑。
仕事ではこれが顕著にでました。
仕事では断れないことが理由で、たくさんの人に迷惑をかけたことがあります。
僕は、社外と社内の間に入って、依頼を受けたり、調整したりするコーディネートするような仕事をしていました。
会社という組織どうしのやりとりでは、社外や社内、たくさんの相手がいます。
社内的には仕事を受けるのが難しい状況なのに断れずに受けてしまうと、組織なので実際には自分以外の他部署がその仕事をすることになり、「どうしてこんな仕事を受けてくるんだ?忙しいのわかっているだろ?」と何度お叱りを受けたことか・・・
(´・ω・`)
社外と社内の間に立つ自身の仕事もどんどんたまっていって、残業を夜中までやっても、仕事が回せなくなっていく、結果相手の人に迷惑をかけてしまうということがよくありました。
相手をがっかりさせないために、頼み事を受けたはずが、結果として相手をもっとがっかりさせてしまっていたのです。
受けるのが難しいのに受けてしまった結果、相手の人をがっかりさせてしまうということを繰り返し、ようやくこれでは本末転倒だということに気づきました。
そして、
「断る」ということは自分自身のテーマだなと感じて、一時期「断る」ということを意識して実践していたことがあります。
もちろんむやみやたらに断るのではなく、受けると難しいとき、受けてしまうと迷惑をかけてしまうと思ったときに「断る」ことを意識して実践したのです。
最初は、相手の人の期待を前にして、断るというのは本当にどきどきして不安でした。
でも、いざ断ってみると、意外とすんなり、「あ、そう」ぐらいで理解してもらえることがありました。
そのときは「あっ、そう?」・・・それだけ?と少し拍子抜けしたのと、正直に話して良かったと思いました。
もちろん、「えー、いこうよ、つれないな。」とか「えー、やってよ、できるでしょ」とか、がっかり感満載で相手が反応することもあり、そのときは、「あー、がっかりさせてしまった・・」申し訳ないなという気持ちになったこともあります。
うまくいくとき、うまくいかないとき、その両方を体験しました。
ただ、断るという最初の一歩を踏むことで、相手の人がどう考えているのか? 相手の人の気持ちを聞けるという新しい体験がありました。
そして、このことがとても大切なことだったのです。
相手の人の考えや気持ちを聞いて、そこに自分の考えや気持ちを伝えていく、そこにまた相手の人が返してくれるというふうにお互いの考えていることを言いあうことで、理解し合えるようになりました。
今となっては当たり前のことなのですが、お互いの考えていることを交換し合うことってすごく大切だと気づきました。
そして、
そうするには、まずは、自分から。
自分から伝えることが大事。
自分のことを尊重しないで、相手の人だけを尊重しようとするから、結果として相手の人の信頼を失うことになってしまう。
簡略化して例を出すとこんな感じです。
AさんがBさんに10頼まれたとします。
Aさんは今10をする余裕がありません。
でも、断ったらBさんをがっかりさせてしまうだろうと感じています。
そこで、Aさんが取る言動の2つのケースを考えてみましょう。
一つは、
Aさんが自分の思っていることをちゃんと伝えた場合、
今するのはとても難しいということを相手に伝えます。
すると、話し合いをする中で、10頼まれていたうち、3だけでもBさんは満足することがわかりました。
そして、その3をしたことで、Bさんにとても喜んでもらえました。
お互いの考えを話し合うことで、Bさんは、Aさんが難しいにもかかわらず、3を対応してくれたことにありがたさを感じたのです。
もう一つは、
Aさんが本当は難しいのに思っていることを言えず、受けてしまった場合
本当は難しいのに受けてしまうとどんなことが起こり得るでしょう?
Aさんは、本当は難しいのに、自分の思っていることは何も言わずただ受けてしまい、依頼された期限の日になってから、10頼まれたところ、3しかできず、Bさんに3しかできなかったことを謝ることになりました。
Bさんは、できないんだったら、最初に言ってよと怒りました。
Aさんは、また相手をがっかりさせてしまったと、このことでまた自己肯定感も下げてしまいました。
前者も後者もやったことは同じ3です。
同じ3の労力をかけても、
一方は、感謝され、信頼されるようになる。
もう一方は、がっかりされ、信頼を失ってしまう。
同じ3のことをするにしても、話し合ってお互いを理解してからするのと、何も話さないで後で3しかできなかったと伝えるのとでは、相手の人が感じる印象が全然違います。
同じ労力をかけるのにこのような違いがあるのであれば、もっと伝えた方がいいと思いませんか?
思っていることを伝えるということは、自分のためだけでなく、相手のためにもなります。
ただ、頭ではわかっていても、行動に移すのはなかなか難しいときがあるかもしれませんね。
長くなりましたので、この続きは次回書きますね。
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