期限を決めてしまうことが失敗を生む?

心理学を学んできた中で、僕にとってとても印象的な言葉があります。
それは、
期限を決めてしまうことが失敗を生む。
という言葉。
最初は???でした。
何事も期限をつけて、そこに向けて頑張るということをしませんか?
期限をつけることで、そこまでにはやらなきゃと集中して取り組めますし。
もちろん期限を決めることにそういうメリットもあるのですが・・・
この言葉が自分にしっくり来た出来事があったのですね。
去年TOEICという英語のテストで900点以上の点数取得を目標にチャレンジしたことがありました。
このテストは、990点満点のテストで、900点以上取得している確率は全体の約3%と難関。
僕に取っては到底取れるとは思えない夢のような数字だったんですね。
そのときプライベートでいろいろあって、気分はどん底だったんです。
自分には無理と思っていることにチャレンジして、もし達成することができればどんな気持ちになれるだろう・・・・
自分の中の何かが変えられるのでは・・・
そんな想いで、挑戦を開始しました。
それから約2ヶ月間、猛勉強をしてのぞんだテストの結果は895点。
なんと目標にあと5点足らずとなんとも悔しい結果でした。
でも、
やれることはやった!
そう思えるくらい勉強してのぞんだので、惜しいところまではいけたというある種の満足感のようなものもありました。
届かなかったけど、ここまでできたからもういいかと。
そんなもうほぼ諦めていたときに耳に入ってきたのが、この言葉だったんです。
期限を決めてしまうことが失敗を生む。
僕は、この言葉の意味が最初よくわからなかったけど、だんだん気になってきました。
そして、
僕が1回のテストでだめだったからと900点越えの挑戦をやめてしまうことも、期限を決めてしまうことで失敗を生んでいるのでは?と考えるようになりました。
もう一度やれば、越えられるかもしれない。
そう思い直して、もう一度勉強を始めたんですね。
もう一度勉強を始めたと文字にすると簡単にみえるかもしれませんが、
勉強嫌いの僕がもう一度勉強するのは本当に腰が重かったです、苦笑。
そして、2か月後にリベンジテストの日がやってきました。
今度こそとのぞんだテストだったのに、相変わらずテストは難しい・・・
正直テストが終わった後はできた感触がありませんでした。
むしろ返り討ちにあった気分。
そんな手ごたえのないテストだったので、
ネット速報で結果をみて、目の前に現れた数字に一瞬我を疑いました。
これは誰か他の人の点数では?と。
目標をはるかに上回る
960点という数字だったから。
この経験を経て、しみじみ思ったんです。
あの時895点という数字で諦めていたら、この数字を見ることはなかったんだなって。
900点を惜しくも逃がした男として残念な人生を終えるところでした、笑。
もう一度チャレンジしてみたことで、960点取れた男で人生を生きれることになったのです、笑。
やったことは、ほんのちょっとの違いです。
でも、人生において、やっぱりできなかったと未完了のままで終えるのか、やっぱりできた!と完了して終えるのか?
この違いは大きいのではないでしょうか?
そのことが、自分にとって大切なことであればあるほどなおさら。
僕にとってTOEICの点数自体は、それほど大切なことではありません。
でも、それに挑戦することで気づけたことは、大切なことでした。
期限を決めてしまうことが失敗を生む。
これはいろんなことに当てはまるのではないでしょうか?
あなたにも、何かにチャレンジをしているとき、うまくいかないことがあるかもしれません。
今回こそ!
とか
このときまでに!
とめちゃめちゃ頑張ったのに、それでも結果が出ないことってありますよね。
そんな時に、思い出して欲しいのです。
さらなるチャレンジが、思いもよらない結果を導くことがあるということを。
期限を決めて、その期限に対してうまくいった、うまくいかなかったの判断をして諦めるのではなく、
さらなるチャレンジをするかどうかで、今まで見たことのないような景色がみれるものなのかもしれませんね。
P.S.
期限を決めてそこに向けて頑張るのは、すごく効果的だと思うのですね。
ここでシェアしたかったのは、期限を決めて、その期限までに望んでいた結果が出なかった場合の考え方や行動です。
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