遠回りすることが一番の近道
前回のブログ「恐れは知ることで和らぐ」で、うつの講演会で学んだこと、気づいたことをシェアしました。
うつが回復するときというのは、右肩上がりに回復するのではなく、上がったり、下がったりしながら上がっていく。このことを知らないのと、知っているのとで、患者さんと同じように悩むのか? 安心感を与えてあげられるか?の違いが出てくる。
<以下抜粋>
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よく起こってしまいがちなのが、うつの患者は、調子が上がったときに「治ったー!」と大喜びし、その後に、がくんと下がると、「あー、自分はもう治らないんじゃないか?」と、深く落ち込んでしまうということだそうです。
でも、そんなとき、周りにいる家族が、うつとは、上がったり下がったりを繰り返しながら回復していくものであるということを知っていれば、「下がることは回復するうえでの順調なプロセスなのだ。」と捉えることができ、患者と一緒に落ち込むということはなく、適切な声がけができるようになる。
他にもたくさん学んだが、このことを知っているだけでも、うつ患者に対する関わり方、そして自身の患者に対する在り方も大きく変わってくると思います。
おんなじように悩むのか?
安心感を与えてあげられるか?
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この、上がったり、下がったりを繰り返しながら、上がっていくというのは、いろんなことに、当てはまるなーと改めて思う出来事がありました。
昨日、たまたま、FBを眺めていたらイチロー選手の動画があって、なんとなく開けてみたんですけど、イチロー選手がインタビューでこんなことを言っていたんです。
最短で行くことは無理だと思います。
全くミスなしでそこにたどり着いたとしても、深みはでない。
やっぱり遠回りすることってすごい大事。
無駄なことって結局無駄じゃない。
あとから思うとすごい無駄だって思うことは、すごい大事なこと。
合理的な考え方ってすごい嫌い。
遠回りすることが一番の近道。
一度でうまくいくことなんてない。
いくことが仮にあったとしても、全く深みがない。
うまくいかないことを経験するからこそ、深みが増すのだと。
イチロー選手ほどの成功者が語る言葉なので、本当に真実味を感じました。
何かものごとをなそうとするとき、一回でうまくいくことなんてめったになくて、うまくいったり、(上がったり)、うまくいかなかったり(下がったり)を繰り返して、うまく行くにたどり着く。
でも、僕たちは、うまくいかなかったときに、それに「失敗」というラベルを貼り、「どうしてうまくできないんだろう」、「私はなにをやってもうまくいかない」などと落ち込んでしまうということを、してしまいがちではないでしょうか?
うまくいかないことは、うまくいくためのプロセスであると知っていれば、このことが腑に落ちていれば、いちいち、うまくいかなかったときに落ち込まなくて済むのかも知れません。
うまくいかないことは、うまくいくための必要なプロセスであり
「うまくいくための On the way なのだ!」
と捉えることができれば、いちいち落ち込まなくて済む。
こんなことを考えながら、ふと思いました。
1度や2度の失敗で落ち込んで諦めるって、なんてもったいないことなんだろう・・・・
失敗を恐れて、行動をしないと、失敗したり、そのことで傷つくことはないかも知れないけど、得られることもない。
成功(うまくいく)にはプロセスとして、セットでついてくる「失敗」とラベルをはってしまう「うまくいかないこと」、
これを恐れて行動しないというのは、とてもとても、もったいないことだなーってしみじみ思いました。
今日は、知っていることって大事だなという気づきのあと、さらに気づいたことをシェアさせて頂きました。
うまくいかないこと(下がる)は、
うまくいくため(上がる)のプロセスに過ぎない。
うまくいくにセットでついてくるもの。
だから、「うまくいかない」は ON THE WAYなのだ!
P.S.
あー、また雨めっちゃ降ってるし~。
でも、雨が降るときも、晴れるときもある、これは当たり前のことなんですよね。
当たり前のことにいちいち、悩んだり、落ち込むことはやめよう、笑。
by 冷めた情熱に火をつける! 炎のメンタルコーチ 平山 仁一
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