人間関係は格好つけない方がいい
昔、スペインに留学をしていた時、シェアハウスに住んでいたオランダ人と友達になりました。
僕より年下の18、9才の2人組、ちょっとやんちゃな野郎どもです。
その頃僕は22くらい?
もうずいぶんむか〜しの話です。
欧州人は、英語がうまい人が多く、
オランダ人である彼らも英語は流暢に話せるのですが、スペイン語はへたくそ。
日本人である僕は、英語も、スペイン語も両方下手くそでした。(‘Д’)
英語の方がまだ知っているので、スペイン語よりはうまく話せているつもりでした。
彼らとは、普段はスペイン語で交流していましたが、たまに英語を使って話すこともありました。
そんなとき、彼らは英語をとても流暢に話すので、なんだか負けたくないという気持ちが湧いてきます。
心なしか、自分もうまく話したくなってくる、
正しい発音、正しい文法、テンポよくを意識して。
ある日、彼らと英語で会話している時に、ぽろっと言われたことがあります。
「ジニチ、お前はスペイン語で話している時の方が面白いぞ。
英語で話すと急に真面目くさくなる。」
Me「まじか、ならそうしよう。これからはスペイン語オンリーでいこう」
そして、下手くそなスペイン語で話し出し、くだらないことを言いながらお互いバカ笑いをする。
スペイン語で話すときは、自然に思っていることをストレートに伝えたり、アホくさ〜なことも平気で言えてしまうところがありました。
でも、これが彼らには面白かったみたいで。
同じように彼らが、下手くそなスペイン語でアホくさ〜なことを話し出すと、可笑しくて腹から笑えてしまうのでした。
まさに下手くその出し合い、
アホくさ〜の出し合い、
ボロのさらし合いでした。
しかしこのボロのさらし合いをすることで、変に心が通じ合ってしまうのです。
彼らは、文化も、話す言葉も違う外国人。
つたないスペイン語でのやりとりなのに、妙に心が通じ合えるのでした。
人間関係って、格好つけようとしなくていいのだと思います。
むしろ変に格好つけようとするからおかしくなってしまう。
素の自分を堂々と出せばいいのだと思います。
これを恋愛に当てはめてみたら、どうでしょう。
いや、これを恋愛にそのまま当てはめるのは少々無理があるのでは?という声が聞こえてきそうです。
でもあえて無理を承知で突き進んでみましょう、笑。
僕たち人間は、
好きな人には、英語をうまく話したくならないでしょうか?
下手くそなスペイン語は封印して。
自分を格好良く見せようとしたり、
上品にみせようとしたり、
自分以外のものを見せたくならないでしょうか?
素の自分は見せちゃだめだと隠して。
でも、もしかしたら、
あなたが英語をうまく話そうとしているとき、
あなた本来の魅力が、影を潜めているのかも知れません。
へたくそなスペイン語をおかまいなしに話すように、
素の自分をだしているとき、
相手の人にとって、より魅力的に映っているかもしれませんよ。
僕たち人間は、恋愛となると、急に格好つけたくなってしまう。
でも本当は、
恋愛でも、格好つけなくていいのではないでしょうか。
いやむしろ、
好きな人だからこそ、
素の自分で堂々と勝負するのがいいのでは?
あっ、勝負ではないか、笑
素の自分でいればいるほど、
わかりあえる瞬間が増えるものなのかもしれません。
あなたは、好きな人に対してどうですか?
by
セルフリスペクトコーチ
平山 仁ー
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