諦めるということ
Giving up
数ヶ月前、「諦めないこと」について背中を押してもらおうと思い、
絶対に諦めない男の映画を見た。
その男には、本当にいろんなピンチが降りかかる。
並の人間ではお手上げだ。
終わった…
そう言いたくなるほどの絶体絶命のピンチに。
しかし、この男の辞書には、諦めるという文字がないかのように、どんなピンチも平気な顔をして切り抜ける。
四方八方を銃で囲まれた状況=詰み状態からの、切り抜け方にはめちゃめちゃ痺れた。
うおー、この男はこんな状況でも諦めないんだと興奮していたら、映画の終盤で予想もしなかったことが起きた。
その諦めない男が、諦めてしまったのだ。
しかもわずか数分の時間で。
数秒だったのかも知れない。
その映画を観終わった後、しばらく疑問を持っていた。
どうしてあれだけの諦めない男が、ほんのわずかな時間で諦めることができたのか?
つい先日、散歩していたら、突然その答えが降りてきた。
諦めるというのは、頭がする仕事ではない。
心の仕事だと。
彼の心が諦めたんだ。
そして、その理由が切なくて泣ける。
彼が諦めたことに、激しく共感することができた。
Giving up is not your mind job but your heart job.
僕がその男から勝手に受け取った言葉だ。
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