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太陽系で一番難しい恋 <スペイン留学編> 第2話 ☆どうして好きな人には伝えたいことをうまく伝えられないのか?

 

 

(前回までのあらすじ)

大行学卒業後、就職するという選択をせず、スペイン留学を決めた僕はアリカンテというビーチ沿いの街で暮らすこととなった。

 

スペイン語学校に通い、外国人たちと一緒にスペイン語でスペイン語を学ぶ日々が始まった。

 

新鮮で慣れない生活が1か月がたったころ、僕たちのクラスにポーランドから一人の娘がやってきた。

 

ローズちゃんだ。

 

凛としたたたずまいのとても魅力的な娘で、これからスペイン語を同じクラスで勉強できる幸運に胸が高鳴った。

 

第一話がまだの方はこちらを押してください。

 

 

 

 

 

 

 

    -第2話- アブラモス エスパニョール!

 

 

 

スペイン語学校の一番初級クラスでスペイン語の学びをスタートした。

 

 

授業では本当に基礎的なことを勉強する。

 

私・・・好き・・・パエリア

 

私・・・嫌い・・・宿題

 

あなた・・・考える・・・食べることばかり

 

プププ・・・

 

 

 

みたいな感じだ。

 

 

 

 

授業の中で、会話の練習をペアを組んですることがあり、同じようにへたくそな(笑)スペイン語を話す外国人(スイス人、オランダ人、ドイツ人、ポーランド人、日本人等がいた。)とやることになるのだが、このやりとりが、むちゃくちゃもどかしいのだが、めちゃめちゃ楽しくもあった。

 

 

 

 

お互いにほとんどボキャブラリーがない。

でも伝えたいから、身振り手振りを交えて、前のめりになって話をする。

 

 

 

 

伝えたいという想いが強いから、つたない言葉と文章だけなのになぜかお互いを分かり合えた気になる。

 

 

 

だから国は違うし、ほとんど話せないにも関わらず、なぜかすぐに仲良くなれてしまうのだ。

 

 

image

 

(写真は語学学校の初級クラスでスポーツの単語を皆の前で説明してるところ。全部身振り手振りで説明したが、ワイワイしながら楽しかったのを覚えている。)

 

 

 

 

この経験を思い返すと、

 

コミュニケーションで大事なのは会話の内容そのものよりも、接し方、意図だと思う。

 

相手に対する態度、相手とどうなりたいのか? の方が大切だ。

 

お互いこれさえあれば、言葉があまり通じなくてもつながることができる。

 

 

 

 

ローズちゃんとも授業の中でそして夜は、クラスの仲間が集まるバー(ポップな音楽がかかっていて、飲んだり踊ったりするところ)で、こんな必死ながらも楽しいコミュニケーションをすることになった。

 

 

 

スペインでの生活は昼過ぎまで語学学校に行ったあと、シエスタ(昼寝)をとる。

 

そして夕方起きだして夜21:30から遅めの夕食を取る。

 

僕はピソと呼ばれる5階建ての共同住宅に住むホストファミリーにお世話になっていた。

 

 

54027256 - alcoy city. province of alicante, spain

 

(写真はアリカンテのピソの街並み)

 

5人くらいの学生がピソには住んでおり、夕食はピソの屋上でみんなでワイワイガヤガヤして取るのだ。

 

そして、22:30くらいになると「Salimos!? サリモス!?」

そろそろ街に繰り出すか!?ということになる。

 

 

スペインの夜は長いのだ。

 

だいたい22:30くらいにバーにいくのだが、この時間帯はまだお客はぽつりとしかない。

 

深夜0:00過ぎくらいから人が増えだし、2:00amくらいに盛り上がって来て、朝6:00、7:00まで飲めや、踊れのどんちゃん騒ぎをする。

 

アリカンテの朝7時ころ、ビーチにあるバーエリアから街中に続く道には、たくさんの酔っ払った若者がゾンビのようにふらふら家路に返る光景が異様で笑える。

 

僕たち学生は翌日授業があるので、そこまで遅くまで(朝早くまで?)長居しないが深夜は超えて遊んでしまう。

 

翌日、2日酔いの中寝不足で授業を受け、帰ったらシエスタという名目で昼寝をし、夜遊びで疲れた身体のエネルギーチャージをしてからビーチにいったり、宿題やスペイン語の勉強をしたりしながらディナーまでを過ごし、夜になると街へとまた繰り出す。

 

こんな遊びちぎる生活が楽しくてしょうがなかった。

 

若かったからできたのだろう。

 

そして、持病のアトピーもスペインにいるときは日本にいるときよりは症状がましで、薬もぬっていたので生活に支障がないレベルで落ち着いていた。

 

 

 

 

僕たち語学学校の生徒には、夜になるといつも集まる決まった集合場所があり、Nattan ナッタンというバーだった。

 

ナッタンで集まり、ほどほどに酔っぱらってから、だんだんビーチ沿いのさらに賑やかなエリアに、

はしごしながら南下していくというのがお決まりのコースなのだった。

 

集合時間はない。なんとなく22:00過ぎくらいから集まりだすのだ。

 

 

 

ローズちゃんともそのナッタンで会うことがあり、つたないスペイン語でのコミュニケーションや踊ったりしながら接していると、だんだん恋心のようなものが芽生えていく自分に気づいた。 

 

 

 

 

 

ええ娘や~ (ニマ~みたいな・・・笑)

 

 

 

 

 

ローズちゃんは、弁護士をめざしていて勉強熱心、芯の通った感じがして、在り方がとても Natural に感じた。

 

Natural、背伸びをせず、自然体、思ったことをいう・・・

 

このNaturalなところに特に惹かれていったのだと思う。

 

 

 

 

当時の僕は日本人の若い女性をどこかふわふわして頼りないと一般化していたように思う。(ごめんなさい)

がんぐろルーズソックスの女子高生やら合コンではしゃぐ女子大生のイメージがあったからかもしれない。

 

 

もちろん、しっかりした日本人女性もいっぱいいたしいちばんふわふわしていたのは、僕自身だったのだが、苦笑。

 

 

 

とにかく日本人には感じなかったGAPに惹かれていったのだと思う。

 

 

 

もともと楽しかったスペインでの生活が、ローズちゃんという華が加わることで、さらに胸躍る毎日となった。

 

 

 

 

 

 

 

ぐぁ、

 

 

 

 

 

 

 

 

( ゚Д゚)

 

 

 

 

 

 

ローズちゃんに恋の意識を持ってしまった僕は、ここからぎこちなくなっていき、素直な自分をだんだんだせなくなっていくのだった・・・

 

 

 

続く 

 

第3話はこちら

 

 

P.S.

恋の話をするつもりが、スペイン留学の楽しさばかりに意識がいってしまいました。

英語圏への留学もいいけど、スペイン留学もオモロイのですよ。もっかい行きたいくらい。

 

スペイン自体が人々も天気も陽気で楽しい国です。

そして、ほとんど話せないたどたどしい会話力で外国人と真剣にコミュニケーションを

取るもどかしさと楽しさ、この人ともっと話したいという想いが、

勉強意欲を湧きたて楽しいものにし、何の苦もなく学べてしまう、

こんな醍醐味があるのです。

 

 

これからどんどん恥ずかしい内容になっていく~、書ききれるか・・・。

アトピーと恋愛も一つのテーマになっています。

 

 

むひょひょひょひょ

 

by 自己卑下上等 自己肯定感を高める のメンタルコーチ 平山 仁一

  

  ちっぽけなプライドは燃やしてしまえ!

  あなたの人生も恋愛も全力で応援します!

        

 

<参考記事>

太陽系で一番難しい恋(高校生編) 第1話

TVドラマ、「世界で一番難しい恋」をみていて、あれはもっと難しい恋だったのではと振り返った恋愛ストーリー高校生編です。

同じようなことで恋愛に苦手意識を持っている人を恋愛コーチングで応援しています。

 

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