太陽系一番難しい恋 (高校生編) 第2話
前回までのあらすじ
ぷるぷる緊張しながらも、水を浴び、顔面をひっぱたき、ロッキーに背中を押され、
ヒマワリちゃんに告白すべくついにダイアルを回してしまったのであった。
プルルルル♪
「ぐわー、かけてしまったーーー」
(前回第一話はこちら)
-第2話-
ガチャ、「はい、夏野です。(仮名)、どちらさまでしょうか?」
<Meの頭の中>
ぐわー、お母さんが出てしまったどうしよう~。 ( ゚Д゚)
日曜日の昼間だから、家族がいるのは予想はしてたけど、
いきなりお母さんて、ハードル高すぎやろ~
(携帯のないこの時代は、こんなハードルもあったんですねー)
ひるむな、ロッキー!
まずは、自己紹介からだ!
Me「あ、あのすみません、僕はヒ、ヒ、ヒ、ヒマワリさんと同じ学校の銀杏高校(仮名)の生徒でして、平山といいます。
ヒマ、ヒマワリさんはいらしゃいますか?」
ヒマワリちゃんの母「ヒマワリですか。ちょっと待っててくださいね。」
<Meの頭の中>
ちょっと待っててください・・・
???
ということは、いてるねんや~!!
しかも、お母さん絶対不信に思ってるやん。
待っている間、胸のバクバクが最高潮に達して、唇がカサカサに乾いていくのを感じた。
ヒマワリちゃん「はい、もしもし」
( ゚Д゚)
<忙しいMeの頭の中>
ぐわー、ヒマワリちゃんが出た~~~!!!!
そりゃ、いちおうでるやろ
めっちゃ、怪しがってるやん、この声~。
そりゃそうやろ~。
全然話したこともないのに、いきなり実家にかけてくるバカがいるか~?
どうしよう~、俺はなんてことをしでかしてしまったんだ~~~ !!!
( ゚Д゚)
そうだ!
まずは、謝ろう。
Me「あの、ヒマ、ヒマワリちゃんですか? 突然、家に電話してしまってめっちゃごめん。
僕は3年○組の平山といいます。」
ヒマワリちゃん「… ◯△×……………
たぶんこんなやりとりで始まったと思われる。
ただ、肝心のその後は、頭が真っ白になってしまい、記憶も真っ白だ!
何をどう話したのか全く覚えていない。
覚えているのは、話したことがなかったけど、僕のことを知っててくれたのが、すごく嬉しかったこと、
そして、なぜか付き合うのをOKしてもらえたことがさらに嬉しかったことだ。
無意識がうまくやってくれたのか・・・
天変地異が起きたのか・・・・
とにかく、頭が真っ白になったのだ、読者のご想像におまかせする以外方法がない・・・ごめんよ~!
何がどう転んでOKになったのか!?
いまだに謎のまま次のステージへと進む。
こうして、ロッキー・バルボアばりの勇気が実り、ヒマワリちゃんと付き合えることになった僕は、バラ色の高校生活を送ることとなったのです。
のはずでした・・・・
エイドリアーン!!!
( ゚Д゚)
エイドリアン もとい、
ヒマワリちゃんと付き合えることになった僕は、放課後、校舎の中でも人のあまりいない中庭を待ち合わせ場所に決めて、そこで待ち合わせて一緒に帰ることになった。
初めて、待ち合わせ場所でヒマワリちゃんの来るのを、待っていた時のドキドキ感が忘れられない。
心臓から口が飛び出そうだった。
いや、逆だ、口から心臓が飛び出しそうだった。
心臓から口が飛び出たら死んでしまう。 逆もまあ、そうか
こうして、僕の人生初のお付き合いがドキドキ、ウキウキの中で、始まったのです。
が!
これから、地球人らしからぬ数々の失態をやらかしてしまうことになるのです・・・
続く
第3話はこちら
P.S.
始めて、待ち合わせ場所でヒマワリちゃんを待っていたときの情景やドキドキ感をかすかに思い出しました。
学生時代ってほんま青春やな~。
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